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2022年10月 8日 (土)

ノーベル平和賞

 ノーベル賞の授与の主体はスウェーデンだが、平和賞だけノルウェーである。賞の性格上、どうしても政治的色彩を帯びるのは致し方ない。異論を生じやすい賞だということが出来るだろう。今年はロシアのウクライナ侵略に反対運動した団体や人物に贈られることが決まったようだ。それはロシアや中国にとっては到底承服しがたいことだろう。

 

 私がこのノーベル平和賞にしばしば違和感を感じるのは、達成された平和に対しての功績をたたえるのではなく、達成を目指している途中で功績として評価してしまうことだ。たとえばウクライナの戦いをトルコのエルドアン大統領が尽力して停戦に導いたら、(エルドアンは好きではないが)彼に平和賞を授与することに私は賛同する。他の賞がすべて結果に与えられるものであることとの違いをいっている。

 

 ノーベル平和賞を贈ることで平和運動を激励して支援するというのは、少し上から目線に感じられてしまうのだ。勲章を与えるのか、賞に値する功績をたたえるのか、そのへんの微妙な違いが気になってしまうのである。もっと客観的であるべきではないかと思い、政治的関与に傾きすぎているような気がするのである。抵抗運動や反戦運動に対して、私にも賞賛する気持ちが人並みにあることはもちろんであるので、誤解のないように願いたい。

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コメント

こんにちは
まあ、あの佐藤栄作さんがもらったくらいですから・・・。
では、
shinzei拝

shinzei様
私もそれを考えていました。

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