引退するらしい
中国の李克強首相が今季限りで引退するらしい。これは私の想像であるが、李克強は中国の経済的な問題を正しく認識し、今後どうしなければならないのか、誰よりも理解していた。折に触れ習近平に進言していたが、そのたびに退けられ、ときに首相としての役割すら有名無実に扱われつづけた。たぶん習近平にとってはうるさい存在だったのだろう。李克強は保身を考えながらも、なおかつ出来ることをしているように見えた。
経済について習近平はあまり得意だとは思えない。だから金の卵を産むデジタル関連会社を事実上国有化することでその競争力を損ない、中国の最大の経済的な問題点である国有企業を削減から復活へと政策転換している。共産党の利権を優先している。李克強は、それではいけないと考えていたと私は思っている。
たぶんイエスマンだけがそろった共産党新指導部は、わかっていながら中国を弱体化へ導くことになるだろう。李克強は引退することでその責任をのがれたということも出来る。彼のために良かったと思ったりしている。
どん姫は亭主に送られて昼ころやってきた。亭主は顔を見せずにどこかへ行ったらしい。どん姫と二人で昼食を摂り、今回の旅の話やさまざまなことを話した。口が重い彼女も、多少は話の受け答えをするようになり、彼女なりの考えも聞くことが出来た。夕方、土産を手に機嫌良く亭主の迎えの車で帰っていった。
いつでも歓迎するからまた来てね!待ってるよ。
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