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2022年10月12日 (水)

イスラエルとロシア

 イスラエルの総選挙がまもなく行われるが、右派の台頭が予想されるという。右派の中でも極右が急進していて、今後パレスチナ問題が国際的な非難を浴びる事態がさらに激化しそうだ。

 

 ニュースによれば、イスラエルでは、右派かどうかはパレスチナに対する態度で判断されるという。右派、とくに極右の支持者は、そもそもパレスチナ自治区として認められている地区へのイスラエル入植者に多い。パレスチナの地も含めて、そもそもが神がユダヤ人に与えた地であるのだから、自分たちが入植するのは正当であると主張する。パレスチナそのものの存在を認めないのだ。

 

 イスラエルの場所は二千年前までユダヤ人の土地だった。それ以後ユダヤの民は国を失い世界に散らばり、迫害を受け続けてきた。その最大最悪のものがナチスによるジェノサイド(民族大虐殺)である。その惨禍の見返りに、戦勝国たち西洋の列強は、そのユダヤの地にイスラエル建国を認めたのである。そこに住んでいたのはパレスチナの人びとであり、その地はパレスチナの民の地であった。

 

 イスラエルはパレスチナとは比較にならないほど強力である。そのイスラエルがわずかに残されたパレスチナ人の土地(自治区)を違法に侵略して入植地にすることが正義かどうか。そもそもイスラエルという国の存在そのものがパレスチナにとっては、ウクライナにとってのロシアとどう違うというのか。

 

 国連の仕組みを作った列強がイスラエルを産み出した。その国でどれほどユダヤ人がいまだに差別を受け続けているか。そういう問題は問題として、イスラエル極右の論理を産み出したのはその列強であり、アメリカであり、そのイスラエルの極右を支持する人たちはロシアと同様に自分たちがパレスチナを侵すことを神の認めた正義だと考えている。

 

 こういう無限の連鎖を産み出す事態は世界中に山積している。アフリカで、南米で、中東で・・・。造られてしまったイスラエルをなくすことは出来ない。くりかえすが、イスラエルの論理とロシアの論理とどう違うのか。非難する側にその非難の原因の種がある。日本だって同類である。その自覚はあるのか。人類は解決困難なこれらの問題を解くことが出来るのだろうか。そもそも前提となる自覚すらないのがいまの世界らしい。

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