あんな風になるのか
午後、ワクチン接種の受付時間より十分ほど早く病院に着いたが、すぐ受付してもらえた。接種に来ている人の大半はお年寄りである。私だって七十を過ぎているのだかられっきとしたお年寄りだが、もっと年上が多い。何時の予約ですか、などと訊かれても自分の予約時間のわからない人がいたりする。肩掛けの小さな鞄から必要な書類を出すのに手元がおぼつかなくてもたもたする人、記入すべき書類に記入して来ていない人、とんでもなく早く来ている人など、かなり高齢の人たちの老人ホームにいるみたいだ。受付の人もたいへんである。私もまもなくあんな風になるのだろうか。
私はもう五回目で手順はわかっているから、すいすいと接種の場所へ進む。待機時間を過ぎてすぐ帰路につく。このごろ散歩をサボっているので、片道20分弱の病院の往復がいつもよりちょっと遠く感じた。汗をかいたので下着を着替えてから紅茶を入れ、リンゴをむいてひと息入れる。さあ、今回のオミクロン対応のワクチンの副反応はどうだろうか。蒲団乾燥機で蒲団を温め、早めに寝る準備をしておくことにしよう。熱冷ましもアイスノンもすぐ出せるようにしてある。あとは汗拭きタオルと着替えか。


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