志垣太郎から
俳優の志垣太郎が三月に死去していたという。ちょっとハイテンションの特徴のある俳優だったが、そういえばいつのまにか見なくなっていた。
志垣太郎といえば思い出すのは『狼の紋章』という1973年の映画で、これは原作が平井和正のウルフガイシリーズである。日本の人狼伝説をベースにして、不死身の狼男、犬神明(志垣太郎)が活躍する。この映画は実は松田優作のデビュー映画なのだ。悪役の羽黒獰という名前通り獰猛なすざまじい役柄だった。
平井和正は日本のSF作家で、『幻魔大戦』も彼の作品であり、これを石森正太郎が漫画化したし、アニメ映画化もされた。
志垣太郎の死の知らせから、あの時代を思い出した。遙かな昔になってしまったのだなあ。
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 山田太一の訃報を知る(2023.12.01)
- 無事帰着しました(2023.11.29)
- 書いておく(2023.11.25)
- もう少し丁寧に(2023.11.24)
- 茶葉を混ぜる(2023.11.24)
コメント