実体経済
BSフジのプライムニュースで真田氏が、ロシアに対する経済制裁が効果を発揮していないのは、ロシアが実体経済の国であることの強みがあるからだ、と語っていた。アメリカは金融面での制裁が効果を発揮すると思っていたのに、ルーブルの価値は一時的に低下したが、今は制裁前より上昇しているのは誤算だったに違いないとのことである。経済音痴の私には、金融経済というものがまやかしではないかという思いがあったので、この説明には大いに納得した。実体経済の裏付けのないお金の価値というものは幻想そのものではないのか。
アメリカは基軸通貨を特権的に利用して世界の覇権を握ってきた。その基軸通貨の魔法が今解けつつあるのではないか。そうしてデジタル通貨という新しい魔法が、とってかわるかもしれないという。そのデジタル通貨がドルに代わるものとして機能し始めると、ドルを基準に動いていた世界が変わってしまう。デジタル通貨によって物の売買が直接決済されるになると、現在のように銀行による介在が不要になるのだという。
デジタル通貨の会社が破綻する事件が起きている。これは背後に新しい世界を何とか歯止めしようという力が働いているのかもしれない、などと妄想する。
アメリカは食料もエネルギーも資源もふんだんに保有する国で、実体経済でやっていくことが可能な国でもある。いまアメリカが物を国内で生産しようとする動きこそ、実体経済への回帰の必要性を思い知った結果なのかもしれない。日本はやはり物を作って売るという基本に戻らないと生きていけないということだろう。世界が変わりつつあることを教えてもらった。勉強になるなあ。
銀行の支店がどんどん閉鎖されているのは当然の成り行きなのだろう。
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