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2022年12月27日 (火)

産地偽装

 九州の食品商社が、中国から輸入したゴボウを青森産と偽って販売していた疑いで捜査が行われている。少し前に海外産のアサリを国内産と偽って告発されたものに続いての食品の大型産地偽装事件である。そういえば、つい先日には北朝鮮産のシジミが違法輸入されていた事件もあった。これらの明らかになったものはごく一部で、実は食品の産地偽装はそこらじゅうで行われているのではないか、などと疑ってしまう。

 それだけ利益が大きいということなのだろうが、同時に安心安全なものがそれだけ数量が限られているという現実もあるのではないか。信用できないのは、中国産の食品に信用を損なう事例が続いたからである。過剰に敬遠するのは敬遠するほうが悪いとばかりは言えない。しかし、だから高いけれど国産を買うという意識を逆用するのはもってのほかである。同時に国産のものの増産を図る必要があるのはもちろんなのだが、多分日本で作ると現在の流通している食品の価格はさらに高くなるのだと思う。その隙間を狙ったこざかしい連中が食品偽装事件を生んでいるのだろう。

 安いものは安く、安心安全なものはコストに見合うような価格で販売できるようにすることが食品偽装をなくす正しい唯一の道だろう。そのためには食品偽装を摘発する組織をさらに強化する必要があると思う。見逃していたのはそれだけ手が回らなかった可能性もあるが、実は見て見ぬふりをしてきた行政の部分もあることは、前回のアサリの偽装事件のときに明らかになっている。

 あのアサリの産地偽装事件はNHKのドキュメントで取り上げられて問題になって初めて具体的に事件として扱われた。そういう意味では見事なスクープだった。ところで今回の輸入ゴボウについて、先日、やはりNHKの番組で、コンテナにどんなものが積み込まれて輸出入されているか、というのを観たことがあり、その時に中国からの大量の輸入ゴボウを観た。そのゴボウは洗われて白いものだった。輸入農産物は土付きで輸入することはできないことを報じていた。ところが今回の青森産として偽装されていたものは土付きである。なんとわざわざ輸入ゴボウに土をつけて偽装していたのである。悪質であり姑息である。

 NHKには教えられることもいろいろある。

 

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