タバコ
マリファナを自由化する国があるかと思えばタバコを禁止しようという国があるらしい。マリファナもタバコも強い習慣性(精神依存性)があるらしいが、マリファナは身体的には害がないとされ、タバコには肺がんなどの健康被害のリスクがあることがわかっているから、タバコを禁止しようという動きもあながち否定できないところがある。
マリファナは多幸感をもたらす作用が強いらしい。そこからさらに強い薬物依存へとエスカレートする恐れがあるから日本では禁止されているのだと思う。薬物依存への入り口になりやすいということである。しかし、禁止するからこそブラックマネーにつながるという側面もあり、禁酒法の弊害のような、歴史的経験を考えると、かえって自由化したほうがいいというのが自由化する国の理屈のようだ。
私は喫煙を習慣にしたことはないし、マリファナも試したことがない。依存性の高いものにすぐ依存する意志の弱い人間だと自覚しているから、近寄らないことにしている。多幸感を味わうのはお酒だけで十分である。
タバコ税を増税して増額する防衛費の一部に充てるらしい。タバコをたしなまない身にすれば、いくら増税しようと関係ないけれど、喫煙習慣のある人は大変だ。このことで喫煙者は減るだろうか。もし喫煙者が激減したら、増税はちっとも効果がないことになる。これだけ世の中で不遇をかこっても喫煙を続けているような頑固な人は、多分喫煙の習慣をやめないだろう。それなら増税につながってめでたいことである。
タバコ税の増税は健康被害の減少に寄与するだろうか。健康被害が問題であるのは、本人のみならず、医療費の増加をもたらすから、社会的にも害である。タバコを止めることで寿命が延びる人が増えることになる。そうなると高齢者の減少に少しブレーキがかかることになり、結果的に年金や福祉の負担も増えることになりはしないか。プラスマイナスゼロか。
なんだかコロナ禍と高齢化社会の関係に似ているなあ。
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こんばんは
何かの本で読んだのですが、単純に肺がんのリスクではタバコよりマリファナの方が低いそうです。
外国人(この人の国はマリファナが解禁されています)の友人が言うには「日本は昔から大麻を様々なものに使いながらもそれを吸うことはしていないね」と言っています。確かにすうという発想がなかったのは不思議です。
では、
shinzei拝
投稿: shinzei | 2022年12月19日 (月) 16時28分
shinzei様
大麻は乱暴に言えば麻の一種ですから、日本に自生のものもあったかもしれません。
マリファナはタバコ以上に煙のにおいが強くて癖も強いようですから、私はそれだけで敬遠しますね。
それほど多幸感が欲しいとも思いませんし。
投稿: OKCHAN | 2022年12月19日 (月) 18時54分