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2023年2月14日 (火)

治安の悪化

 トルコの大地震の被災地の治安が悪化しているという。寒さと食糧不足の状態が続いているところでは、生存本能から、してはいけないことへの敷居が低くなるのはある意味で仕方のないことだろう。いまに救援が来ると思えばそれまでの我慢だと思って耐えられても、いつ救援が来るのかわからなかったりすることが長引けば、日本だってそうなるだろう。

 

 日本では神戸地震のときも東日本大震災のときも治安の悪化の報道があまりなかったのは、救援が来るのが目に見えていたからで、十分か不十分かはともかく、日本はありがたい国だと思う。それでも火事場泥棒のような人間がいたらしい。ほんとうに人間のくずで、しかし世間にはそういうくずは必ずいるもので、そのための治安維持の方策は必要だ。

 

 その意味でロシアのウクライナ侵略も明らかなくずの行う行為に見える。歴史的な背景をもとに正当化する者もいるようだが、私はなるほどとは思えない。相手の弱みにつけ込んで違法行為をするのは悪いことだという、あたりまえの考え方を保持したいと思う。ただ残念ながら、違法行為の基準がまったく違う人間もいるらしいことは承知しておいたほうがいいようだ。

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コメント

災害時での治安悪化で思い出すのは1991年6月、
雲仙普賢岳周辺に常駐していた報道陣の行状です。
彼らは避難して無人となった民家に勝手に入り込み
通信のための盗電をしていました。
これを知った住人は怒りともに恐怖を覚えたと言います。
報道する側には何をしても許されるという
そんな思いがあったのかもしれないが
そこにはいつも紙面で嬉しそうに叫ぶ「弱者に寄り添う」姿勢は皆無。
報道者の傲岸不遜な行為はいまでもありますね。

ss4910様
そんなことがあったのですか。始めて知りました。
報道記者のなかには非常識な者がいることはよく聞きます。
報道のためにすることは、報道の自由として保障された正義の行為と考えているのでしょうか。
相手の立場に立ってものが考えられない人間に、弱者に寄りそうことができるはずがありませんね。

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