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2023年2月23日 (木)

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 NHKのドキュメント『特派員たちの日中国交正常化50年後の証言』という番組を興味深く見た。日中国交正常化が成立した1972年以前の中国に派遣された新聞社やテレビ局の特派員たちが何を見、何を伝えようとしたのか、そしてそれがどのように報道されたのか、たぶんドキュメントにまとめられたものよりもはるかに多くのことがあったと思われるが、当時高校生であり大学生だった私は、新聞やテレビで中国のことをみて、いろいろ考えさせられていた。

 

 そのことで思うことはさまざまあるが、当時マスコミが伝えているのが必ずしも事実や真実ではないのではないかという疑念を抱かせたきっかけが中国についての報道だった。特に私の場合は朝日新聞によるものだった。

 

 このドキュメントで明らかになっていたのは、朝日新聞は北京支局の存続維持、日中国交正常化を現地から伝えること。そして日中国交回復に対して社を上げて支援することを社命としていた。事実の報道ではなく、国交正常化のための報道を優先したのだ。そしてその意に忠実な記者が特派員として報道し始めたとき、報道内容がからりと変わった。

 

 番組ではそこは深く追求していないが、そこに言及しているということがどういうことか、分かる人には歴然と分かる。私の疑問がある意味で正しかったことを初めて明快に教えてくれた。

 

 大学の教養課程で、社会学という講義を受講した。方法論だけで社会学そのものの存在意味や実態が最後まで分からなかった。今、社会学でレポートを求められたら、私は朝日新聞の1960~1972年の朝日新聞の中国関係の記事を読み直し、そこについての考察を行うだろう。そうして初めて社会学の意味を理解できるようになる気がする。残念ながらそこまで研究する気力がないが。

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コメント

体調が思わしくないのに記事をアップされるとは。
どうぞ無理なさいませんように
朝日の中国報道ではいろいろと問題が明らかになっていますね。
特派員が配信する記事については社内でも異論があり
取っ組み合いの喧嘩もあったようです(大谷健〚問題記事〛)。
朝日の偏向記事がピークに達するのは
文革をめぐるものですが、それは次の機会に。
早い快復をお祈りします。

ss4910様
大学生のころから中国史に興味を持ち、いろいろ本を読んできました。
近現代史についてはずっと本を読んできました。
特に文化大革命についてはさまざまな立場からの本を読んできたつもりです。
そのきっかけが、実は朝日新聞の文化大革命を報じる記事に感じた違和感からだったというのは、自分でも面白く思っています。

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