合久必分
『三国志演技』の冒頭の言葉なので、詳しい人ならご存じかもしれない。
分久必合
分かるること久しければ必ず合し、
合久必分
合すること久しければ必ず分かる
(そもそも天下の大勢は)分裂が長ければ必ず統一され、統一が長ければ必ず分裂するものである。
直近の中国共産党王朝が成立したのは1949年、それから現在までが長いのか短いのか。いつかは分裂するにちがいないと思い、それがもうすぐでその兆しがあるのではないか、などと中国のニュースに耳をそばだてている。
分裂には内部要因が大きく関わり、たいていは「権力は腐敗する、絶対的権力は絶対的に腐敗する」という理由によるものが多いが、そのことをよく知る習近平は「腐敗撲滅」を旗印に権力維持を図っている。三国志の時代を生んだ後漢王朝のように、弱体化はしていないようだ。
中国ウォッチャーの富坂聡氏などは、実際に腐敗は激減し、貧困はかなり減少したと評価している。周辺国にとって脅威である中国の強大化はいつまでつづくのだろうか。どうも中国の停滞や衰退よりはるかに早くアメリカの方が劣化しそうで、同盟国の日本としては気がかりだ。というよりそのアメリカよりもずっと日本の方が劣化しているかもしれない。ただ、日本は分裂するには小さすぎるからおさまっているけれど。
本日はひさしぶりの新酒会(蔵開き)で友人たちと酒蔵に集う。三年ぶりに会う友もいる。みな年とっただろうなあ。お互い様だけれど。
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