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2023年8月28日 (月)

分かるということ

 森本哲郎を読んでいると、すこし理屈っぽくなる。

 

 考えるという作業の第一歩は、ものごとについての漠然とした意識を、AはBである、という判断の形にまとめることである。AはBである、という形にまとめるということは、漠然とした意識を主語と述語とに、はっきり分けることに他ならない。主語と述語に分割する・・・こうして思考が始まり、理解が生まれた。 私たち日本人は、ものごとについて考え、理解に達したとき「分かった」という。その言葉通り、ものごとを理解するとは、ものごとを主語と述語に分けること、すなわち、ものごとを二つに分割することなのである。
(中略)
 日本語には、さらに「分別」という言葉もある。これもなかなかうまい言葉だ。分別とは、ものごとを分けること、つまり善いものを悪いものから区別し、美しいものを醜いものから区別し、そして、正しいものを不正なものから分かつ能力のことなのだから・・・。
 日本語で、論理のことをことわりというのも、分けるということと関係があるにちがいない。ことわりとは、おそらく「事割り」、すなわち、ものごとを割ってみせるということなのであろう。

 

 ここから、周りを認識するために「分ける」作業が行われる。さまざまな要素を抽出し、共通性と違いを分類するのである。植物学の分類と同じである。そうしてさまざまに名付けられ、観念が形成され・・・という風に話は展開していくのだが、きりがないのでここまでにする。

 

 次回は旅と歴史について。

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