医者とのご縁
こどものころはあまり丈夫な質ではなかったので、よく学校を休んだ。親が心配して、剣道部の顧問だった担任に頼んで入部させてもらった。筋力がつくとともに風邪もひかなくなり、身長も伸びて大男になった。大学でも、自分の精神の惰弱であることをカバーするために格闘技の部活をした。中身はともかく見かけ上は強くなった。
だから医者には健康診断以外にずっと縁がなかった。歯も丈夫だったから、歯医者ですら四十過ぎまで行くことがなかった。それが親不知のせいで歯のかみ合わせが狂って歯が割れて虫歯になり、生まれて初めて歯医者に行くようになった。胃にヒドラ状のポリープが出来て内視鏡手術で取り除くために、生まれて初めて十日あまり入院した。そのあと長年の暴飲暴食の報いで糖尿病になった。
今はカレンダーに医者や病院の予定がいくつも記入されていることは少し前のブログに書いた。昨日は歯医者のメンテナンス。歯石を除去し、フッ素を塗ってもらった。今日は眼科で白内障の手術の経過検診に行った。問題なしとのことで残った薬を使い切ったらもう点眼は不要とのこと。今週末は新型コロナのワクチン接種に行く。その前に妻の病院にも行くつもりだ。一週間に四日、医者との縁があるというのも、若いときの自分を思い出していささかの感慨がある。
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