超バカの壁
ベストセラーになった養老孟司の『バカの壁』につづき、『死の壁』、そしてこの『超バカの壁』を初期の三部作とも呼ぶそうだ。三冊とも語りおろしである。テーマを決めて新潮社の編集者に自分の考えを語り、それを文章にしたものである。
テーマは「若者の問題」、「自分の問題」、「テロの問題」、「男女の問題」、「子供の問題」、「反日の問題」、「靖国の問題」、「お金の問題」、「心理の問題」、「老人の問題」、「世間の問題」、「本気の問題」等々。
どれも長い間考え抜いたうえのことを言葉にしていることが分かる。だからときに言葉が足らなく感じられるがいつものことで、それを埋めて自分なりに考え直すというのがこういう本を読む意味であって、あとがきにも「考えるのはあなただ」と記されている。
再読だが、また何度でも読み返す値打ちがあると考えるので棚にしまい直した。
「バカの壁」を読んだのは何年前でしょうか。
人はつい自分に関りがあるかも・・・と思わず手にする題名だったように思います。
投稿: おキヨ | 2023年10月11日 (水) 11時09分
おキヨ様
自分がものを知らないという自覚のある人は興味を持つでしょうね。
ほかの人がすいすいできることが、自分にはうまく出来ないことで哀しい思いをすることがあります。
できないことの自分の限界をあきらめるしかない歳になりました。
投稿: OKCHAN | 2023年10月11日 (水) 12時35分