後ろ向き
私が声をかけると、みなが振り向いて愛想よく答えてくれる。ありがたいことなのだが、どういうわけかみな私に対して後ろ向きに立っている。それが夢なのかうつつなのか定かではない。私が世界に対して働きかければ、世界は答えてくれる。しかし世界は私が働きかけない限り働きかけてこない。
そのことにずいぶんまえから気がついているけれど、そういうものだと思っていた。それでも自分から働きかけないのにみなが働きかけてくれるらしい人もいて、羨ましく思えたりする。
しかし考えようによっては、こちらから働きかけない限り独り静かにしていられるわけで、それはそれでありがたいことだと思う。孤独とはそういうものなのだろう。世界はみんな向こうを向いている。
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