中国の出生数
中国メディアによると、2022年の中国の出生数は956万人だったそうだ。中国の2022年の人口が14億2589万人、ちなみに日本は1億2445万人だった。比較すれば、中国の人口は11.4倍あまりだから、2022年の日本の出生数、77万人を掛ければ、890万人あまりになる。それならまだ中国の方が出生率が高いのか、などと勘違いしそうだ。
出生率は日本が1.26で、中国は1.09である。人口減少は日本も深刻だが、中国の方がもっと深刻なのだ。どうしてそうなるかといえば、もちろん子供を産む女性の数、つまり人口構成が違うからで、日本は高齢者が多く、中国は日本より若い人が多いということに他ならない。出産可能な女性は多いのに出産が少ないということだ。
一人っ子政策を実施していた時代の出生率が今より高くて、1.4とか1.5とか言っていたから、私はいつも首を傾げていた。少数民族など、一部には第二子が許容されたとはいえ、一人っ子政策が完全に実施されれば出生率が1を超えることはあり得ないではないか。子供ができない人もいるのだから。それが一人っ子政策がおおむね取り下げられたいまになって出生率が1に近づくというのは、なんとも皮肉なことのように思える。
« たいしたことではないのに | トップページ | 腰痛 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 虐待児は虐待する(2024.10.07)
- すぐ決まる(2024.10.06)
- 引っ込みがつかなくなる(2024.10.06)
- 愚かさに気がつかない(2024.10.06)
- きっかけ(2024.10.05)
« たいしたことではないのに | トップページ | 腰痛 »
コメント