傍観者
根がミーハーなので芸能ニュースに興味がないわけではないのだが、それらが虚像混じりであることは承知している。その虚像は意図して作られたり、勝手に見る方が作り上げたりしたもので、タレントや俳優本人の実像そのものではないことくらいは誰でもわかっているものだと思っていた。
ジャニーズ問題について直接いうことはないが、それよりもマスコミの報じ方、さまざまな業界人のこの問題についてのコメントを見聞きして、見えてくるものがあるような気がしている。そのコメントになるほどと思ったり、なにを偉そうに、などと私が思ったりするのも、そのコメントを語る人についての私の好き嫌いが影響していると思うと我ながらおかしい。一般人の街頭インタビューなどを見ると、大真面目で心配していたりしてちょっと驚く。
ジャニーズ問題は一個人の犯罪的行為に発したものだろうが、それがまかり通ったことに関して、芸能界というのはやはりそういうところだったのだ、という思いをしている一般人は多いだろう。そういうところならそういうこともあるさ、とマスコミも芸能ジャーナリストも仲間さえもがみんな見て見ぬ振りをしていたのが、今回ここまで大騒ぎになったのは、限度を超えていたからだということだろう。それも非難されるべき当人が故人となって何年も経ってから、というのもなんだかむなしい。
やはり芸能界というのは異世界らしいなあ、というのが傍観者としての私の当たり前すぎる感想だ。
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