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2023年11月 2日 (木)

不安

 今朝のニュースで、不安が身体的な症状にまでおよぶ不安症について報じていた。不安症が増えているといいたいようであった。多分そうなのだろう。精神科の医師は、診察を受けに来る人は一部で、七割くらいの人は不安症を抱えて治療も受けずに苦しんでいるといっていた。うつ病よりも多いかも知れないとまでいうので驚いた。しかも若者の不安症が特に増えているというのだ。

 

 与党の議員も野党の議員も繰り返し繰り返し「安心、安全」を約束しているのにどうしたことか。約束は守られていないではないか。たしかに気候変動による災害の増加や感染症や戦争や犯罪のニュースを連日みせられていては、誰にでも不安が生ずるのはとうぜんであろう。その不安が高じて心身に異常を来したら苦しかろうとも思う。その苦しさを緩和するための精神医療が必要であることは理解する。

 

 しかし不安症の苦しさを伝えることで不安を煽ってどうする、という気もすこしする。不安を持たずに生きている人間などほとんどいないと思うのだが、誰にでもあるその不安を不安症へと安易に結びつけて考えない方が良いだろう。傾向と病気を混同すべきではない。

 

 身体を鍛えることができるように、心も多少は鍛えることができるのは、自分が経験して実感している。イヤな思いや辛い思いを経験して乗り越えたとき、その経験の前とあとで、多少は心が強くなっているものである。鈍感になっていると言われるかも知れないが、鈍感ではなく強くなっているのだと思いたい。子どものときからそういう経験を多少はしておくことが、おとなになってイヤなことにたえられることは誰にでも理解できることだと思うが違うだろうか。

 

 若者の不安症が増えている、などといわれると、彼らに特別の不安要因があるかのようだが、不安に対する耐性ができていない、そういう鍛えられるようなことのない育ち方をしてしまった、という風に、つい考えてしまう。これでは「イマの若い奴は」という年寄りの繰り言か。不安のない世界など今までなかったし、これからだってないだろう。それならその不安とともに生きるしかないではないか。私だって不安をいっぱい抱えている。このブログに泣き言を書くことで多少救われてもいる。

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