久しぶりに
七八年前には、雑誌を含めて月に二十冊ほど本を買っていた。必ずとはいえないが、大方を読むことができた。次第に未読のままになる本が増えたし、経済的にも負担なので、少しずつ買う冊数が減った。コロナ禍もあったから、いまはほとんどAmazonや古書組合からで、合わせて月に五冊程度になっている。手持ちの本の再読再々読も多いので、これでも未読がのこる。
久しぶりに本屋に行った。本棚をざっと見て歩く。さまざまな新刊に、こんな本が出ているのか、と目が行く。気がついたら両手に十冊あまりの本を抱えてレジの前にいた。ほとんど病気である。本屋は鬼門である。
映画が観たい。本も読みたい。ドライブに出かけたい。したいことがあって時間が足らない。最初に読み始めた精神科医の和田秀樹の『不老脳』(新潮新書)という本に、脳の老化は前頭葉を鍛えれば遅らせることができると書いてある。したいことがあるのは前頭葉がまだ衰えきっていないからのようだ。前頭葉は意欲に関係する働きもしているらしい。
日本のミステリー、養老孟司の対談本、そして宮城谷昌光の新刊など、これからせっせと読まないといけない。楽しみで、楽しみがあることが嬉しい。温泉にでも行って、上げ膳据え膳で読書三昧したいけれど、懐具合も考慮しなければならない。前頭葉のためには料理することもよろしいらしいから、上げ膳据え膳はちょっとお預けすることにしよう。
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お早うございます。
料理が前頭葉に良い!!!・・・ですか。
主婦はいやいや料理する事がありますが、脳にとっては良い事なんですね。
嬉しい情報です。これからは認知症にならない為と頑張れます。
投稿: マーチャン | 2023年12月 7日 (木) 10時17分
マーチャン様
以前から言われていたことですが、脳科学で検証もされているようです。
なにを作るのか、なにを材料として揃えるのか、段取りをどうするか、味付けの確認など、料理にはたいへんな知性を必要とするのは間違いありません。
非常に忙しくしているキャリアの女性が、案外料理好きだったりするのは不思議ではありません。
専業主婦が暇に任せて文化活動をしながら、家庭で料理らしい料理を作らないようになっているようで、それが日本人の知性の低下につながっていないか心配です。
私事ですが、母が弟夫婦と同居して、料理をすべて弟の嫁さんに任せたのは残念だと思いました。
少しくらい父と二人だけのものが作れるようにし続ける方が良いと思ったものです。
投稿: OKCHAN | 2023年12月 7日 (木) 10時33分
そういえば、今の若い女性たち、あまり料理をしませんね。料理が趣味、という方は別として・・・。
仕事を持っている、としても、私の代の女は台所に立つのは女として当然の事、よほどの理由が無い限り
そう思っていた筈。
今職業を持った女性たちは料理が出来ないことを当然と考えているふしがあります。別に自宅で料理などしなくてもどこでも食事は出来る時代、という事もありますが。そしてその考えが徐々に一般化して
そういう嫁が我が家に嫁いでも姑は台所へ立たない嫁を当たり前、と思わなければならない・・・と。
そういう姑たちと私は今週1回体力作りに勤しんでいますが、台所に立たない嫁を別に何とも思っていないふしがあります。あるようにみえます。ほんとかな・・・と訝っているのは私。。。
投稿: おキヨ | 2023年12月 7日 (木) 12時51分
おキヨ様
それがあたりまえだと本人が思い、周りもそれで仕方がないと思い、そういう母親に育てられた娘は最初から料理など身につくはずもなく・・・というのが現代の家庭らしいです。
それが少し前に取り上げた岩村暢子の何作かの著作の内容でした。
すでにもう後戻りなどできない状態なのでしょうし、いまさら私には直接関係ないと思っています。
自分が冷蔵庫のあり合わせのもので多少は料理ができることは、実はありがたいことかも知れません。
だから「ウーバーイーツで好いんじゃない」なんてCMを見ると不快感を感じるのです。
投稿: OKCHAN | 2023年12月 7日 (木) 14時05分