物語のものがたり
旅行に本を十冊ほど持参したが、結局読み切ったのは養老孟司の『なるようになる』と、梨木香歩の『物語のものがたり』、そして宮城谷昌光の『諸葛亮(下)』の三冊だけであった。一冊は葉室麟の『曙光を旅する』で、これは一種のガイドブックとして拾い読みした。
梨木香歩の『物語のものがたり』(岩波書店)は『秘密の花園』や『赤毛のアン』など、彼女が読んだ本についての読書エッセーのようなものである。バーネットの本は『小公子』しか読んだことはない。『小公女』はアニメを見て読んだ気でいるが、原作とは違うだろう。『小公子』は大好きな話で、こども向けのものを何回も読んで本がほとんどバラバラになりかけた。だから『秘密の花園』について詳述した梨木香歩の文章を読んで、読みたくなってしまった。
文庫本の『秘密の花園』と『北原白秋』をアマゾンで取り寄せることにした。
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