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2023年12月20日 (水)

赤間神宮と壇ノ浦

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18日朝、次の宿の奥出雲への距離をナビで調べたら、400キロ弱あるではないか。急いで出発する。

そのまま宿まで直行しようと思ったが、いかにももったいない。地図を見たら、いつか行こうと思っていた下関の赤間神宮が目に入った。この神社の前の海は壇ノ浦で、この神社はここで入水した安徳天皇の御霊を祀っている。

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例によって車を駐めるところを探してウロウロした。結局だいぶ離れた市営駐車場に置いたが、神社の参拝者用の駐車場がすぐ近くにあったのだ。歩いていたら春帆楼の看板があった。春帆楼と言えば日清戦争後に伊藤博文、陸奥宗光と李鴻章が講和条約を交渉したところではないか。

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見上げると高台に日清講和記念館が見えた。

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そのすぐ隣が赤間神宮である。竜宮城みたいな建物は、安徳天皇を抱いて入水した二位の尼が、「竜宮城へ参りましょう」と言ったと伝えられているからだろう。

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けっこう人がいる。

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参拝してから中を覗く。

 

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巫女さんの姿は好いなあ。

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本殿を臨む。

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前の海が壇ノ浦。

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向こうが門司、先ほど渡ってきた関門橋が見える。

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対岸は目の前であるが、潮の流れは速い。

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この海底に落ちた三種の神器を探すのは困難だろう。結局草薙剣(くさなぎのつるぎ)は失われた。おお、今いる奥出雲はおろちの里である。日本武尊が八岐大蛇を退治したときにその体内から得られたというではないか。ここはたたらの里であり、鉄剣は宝剣でもあったということか。

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時代も空間も超えた遙か彼方を思う。

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コメント

OKCHANさん
西日本の旅を懐かしく拝見しています。九州人の私も知らない所もあって、新たな発見しています。
転勤族の私は九州各県を旅しています。特に、歴史名所や街道を歩いたりしていました。
関門海峡は長く住んでた北九州なので、何度も出かけています。
定年後の現在は関西に引っ越して住んでいます。京都や大阪を歴史探索しています。
 なお、今回の下関市の「喜帆楼」ではなく「春帆楼」です。看板の字体は読みにくいですよね。実は私も最初は読めませんでした。
春帆楼という屋号は、春うららかな眼下の海にたくさんの帆船が浮かんでいる様から、伊藤博文が名付けましたようですね。
体調にも気を付けて、これからも良い旅を続けてください。

ひろべえ3様
間違えておりました。
ご指摘ありがとうございます。
早速直しておきました。
よくこういう間違いをします。
恥ずかしいです。

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