人見知り
子どものときから引っ込み思案で、人前で話すことや、ましてや修学旅行のバスで歌うことなど大嫌いだった。営業という仕事に就いたのは成り行きで、仕事となれば致し方ない。だから人に自分から話しかけるのはあまり得意ではない。それがこの歳になってようやくあまり苦にならなくなった。わからないことは訊く。あまり愉快でないリアクションがあるのは三回に一回くらいで、大半は親切な答えが得られる。三回に一回にダメージを受けなくなったということか。
相手を選んで声をかけているので、世の中は善い人が多いなあと思える経験ができることが多い。このごろは迷っている人などを見かけると、こちらから教えたりするようになった。我ながら変われば変わるものである。こちらがおじいさんだと、若い女性もあまり警戒せずに受け答えしてくれる。歳をとるのも悪くない。
誰だって人見知りはするもののようで、自分だけではないらしいことにようやくこのごろ気がついた。
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