聞きしに勝る
予約していた自動車教習所で、高齢者講習を受けてきた。実車指導、視力検査、そして安全運転についての若干の講習があった。実車指導は教習所内を指導員の指示通りに走る。次々に指示があるので、その指示の意味を瞬時に理解して速めに動作しないとならない。前回のときには方向指示の出し方が遅いなどと注意された。今回はそれを意識したので「ベリーグッド、まったく問題ありません」と言われた。みんなに言っているのかも知れないけれど、嬉しい。
今回は総勢で十人あまり、半分以上が八十過ぎであった。75歳以下は私を含めて三人だけで、ヤング組などと呼ばれて、別扱いであった。なにしろヤング組以外は耳が遠いし(その代わり声が不必要に大きくて、くどい)勘違いだらけでやたらに手間がかかる。最高齢の88歳は、明らかに運転不適格に見えた。なにしろ視力検査で「見えない」などと言うので指導員が確認したら、老眼鏡をかけていた。そりゃ見えない。その眼鏡で運転しているのですか、と指導員が呆れ果てていた。それでも訊くと毎日運転しているそうである。わあこわい。あんな人が路上にいるのだなあ。
先日読んだ『不老脳』という本では、運転はできる間はつづけるほうが老化を遅らせられる、と書いてあったけれど、限度がある。ヤング組の私はまだまだ大丈夫、などと自信を持ったけれど、それでよかったのかな。
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”その代わり、声が不必要に大きくてくどい!”
あはは(*^^)・・・・・うん?私かな・・・・。
投稿: おキヨ | 2023年12月12日 (火) 11時59分
おキヨ様
私だってそういうときがあります。
酩酊しているときです。
他人のうるさいのは腹が立つのに、自分がうるさいのだと気づけなくなったら要注意ですね。
最近年寄りばかりではなく、そういう人が増えました。
投稿: OKCHAN | 2023年12月12日 (火) 12時13分