北原白秋生家と記念館
北原白秋といえば柳川を思い浮かべる人が多いだろう。水郷ともいわれる。水路や掘り割りが張り巡らされ、むかしは飲み水に使えるほど澄んでいたそうだ。その水は有明海に流れていく。逆流や溢水を防ぐために大きな水門があり、調節を行っている。
白秋生家。北原家は造り酒屋だった。のちにこの一帯に大火があり、この造り酒屋も一部を残して焼失した。その後、北原家は衰退していった。
ここに座る人たちが想像できれば空間が生きてくる。
番頭の食事処。使用人の食事処もこの奥にあった。番頭は別に食べていたのだ。
ここを訪ねた人たちの色紙がたくさんあったが、芸能人が多い中で、遠藤周作、内田康夫、永六輔の色紙が目についた。浅見光彦に柳川の舞台の作品があっただろうか。初期のものは大半読んだが、読んでいないか忘れたかした。
ザボンが実際になっているところを初めて見た。
生まれ育った昔の実家にもこういう縁側と庭があったので懐かしい。
こういう土蔵がたくさんあったのだろう。
奥が白秋記念館になっている。まずビデオで白秋の生涯についておさらいをした。何度も結婚しているのだ。最後は眼底出血でほとんど見えなくなっていった。1942年、57歳で死去。
有明海は近い。
誰かが立っていた。
なんだか頭がぼんやりした状態で白秋の記念館をあとにした。お堀めぐりの舟が出航する。小雨交じりなので雨合羽姿である。柳川に来たら是非乗りたいけれど、雨ではなあ。
まだすこし早いけれど、歩きくたびれたので宿に入ることにする。
夜、店を探して歩き回り、おかけで魚の美味しい好い店を見つけることができた。
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