フレイル
ここでいうフレイルとはフレイル高齢者のことで、本来、フレイルとは「か弱さ」とか「壊れやすさ」の意味らしい。フレイル高齢者とは、健康寿命を失いかけている状態の高齢者のことをいう。
フレイルかどうかの目安について、いろいろな本や、テレビ番組で知ったことを要約すると
1.歩行速度の低下
2.疲れやすい
3.活動性の低下
4.筋力の低下
5.体重減少
があげられている。
今年、私は春先に少し寝込んだ。風邪をこじらせたようだ。病院で診察も受けてコロナでもインフルエンザでもないことは確認している。そうして体重が5キロ以上減少し、さらに減少して昨年から較べて6~7キロ少ないまま多少の上下をしながら安定している。持病の糖尿病対策のために散歩を以前よりするようになったとはいえ、意図しているペースとは全く違う急激な体重減少だった。振り返ってみれば、それとともに筋力が衰えて、坂道の上り下りが辛くなり、踏ん張りがきかなくなって些細なことでよろけたりするようになった。尻や腿の肉が落ちた。
散歩のスピードが遅くなったことは以前にもここに書いた。まさにフレイルそのものではないか。
活動性の低下といえば、意欲の低下や抑うつがあげられるそうだ。さまざまなことが面倒になり、人付き合いも減少する。読書量がおち、時間が空費されていると感じている。
そういうことは意識的、または無意識に感じられていたのだが、和田秀樹『不老脳』(新潮新書)や養老孟司の『老い方、死に方』(PHP新書)などという本を立て続けに読んでいたら、きちんと認識されてきた。私はアンチエイジングのためになにかをしたいと思わない。あるがままに自分の老化を受け入れるつもりでいるが、したいこと、し続けたいことはいくつかあるから、それが続けられるように、できることをしようかなと思っている。
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 傾国の美女(2024.12.10)
- 留守にしていると寒い(2024.12.08)
- 不快な理由(2024.12.05)
- ふてくされるにもほどがある(2024.12.04)
- 自分の本性(2024.12.03)
フレイル、最近よく目にする言葉ですね。
私はOKCHANさんとほぼ同年代の人間ですが
基礎代謝量と筋肉量を基準値以上に維持するために
毎日、ひとつ4キロのダンベルを両手に持って体操をしています。
歩けなくなるのが一番怖く、家人にも迷惑をかけますから。
投稿: ss4910 | 2023年12月 8日 (金) 08時54分
ss4910様
足の衰えは少しずつではなく、一気にやってきています。
なんとか少しずつでも散歩することで食い止めようとしているところです。
気力と体力が直接的に関係していることを実感させられています。
投稿: OKCHAN | 2023年12月 8日 (金) 09時11分
ある年代に差し掛かると人は誰しも身体能力の低下を嘆くことになりますね。
貴方様の年代は特にそのことを実感するのかもしれません。
あるいはこの夏の一人旅の疲れが今頃体に及ぼしているかも。。。
貴方様と比べることもおこがましいのですが、私も我ながら驚くほど読書量が減りました。
単に視力の衰えだけではないことを感じます。
投稿: おキヨ | 2023年12月 8日 (金) 11時30分
おキヨ様
人により、衰えのスピードは違うように思います。
気にしすぎるのも見苦しいですが、まだあきらめる気にはなりません。
できることをつづけられるようにするには、なにを意識するのか、それを考えています。
いつも私は理屈から入ります。
投稿: OKCHAN | 2023年12月 8日 (金) 11時42分
その若さであきらめるなどとんでもない!
が、実を言えば私も残念でならなかったことが2,3あります。
でも元来楽天主義な人間ですから傍がどう思おうが、ここまで生きてきてあまり思い悩むことはなかったし、結果的にごく普通に生きて、死んでいくと思いますもの。
ただね、もし来世というものがあったなら、今世できなかったことを来世やりとげたい!「来世に生まれ変わる気満々!」
そういう希望をもって今世を終わりたい、とおもいます✌
投稿: おキヨ | 2023年12月10日 (日) 13時04分
おキヨ様
衰えのペースは人によりずいぶん違うようです。
テレビで八十半ば過ぎでも、私よりはるかに元気な人を見せられたりしますからね。
自分の現実をちゃんと見極めてそれに合わせた生き方をしていこうと思っています。
投稿: OKCHAN | 2023年12月10日 (日) 14時38分