バランスをとる
気がついたら体のバランスをとるのが下手になりつつあって、暗いところなどでは視界による補正ができないのでよろけやすくなった。筋力の衰えで踏ん張りもききにくくなり、わかっているのにうっかりするとよろけることがある。無意識でできていたことが、歳をとると何事も意識して行わないといけなくなるようだ。物事の見方も体も、バランスは大事である。
自民党の刷新のための会合が開かれた。パーティ券の裏金問題を派閥の問題ととらえるかどうか、派閥あっての問題なのだから派閥をどうするかが議論されるのは当然とも思えるが、そう思う議員もそうでない議員もいる。自民党総裁である岸田首相が選んだ刷新会議の顔ぶれが相変わらず各派閥、そして無派閥の勢力バランスに対応している、ということを問題視して批判する向きがあるようだ。しかし、これを無派閥の議員たちだけの顔ぶれの会議にしたときに、何か決定したところで、それに派閥派の議員が納得するだろうか。重大な決定をするためにはそれこそバランスをとった顔ぶれにする必要があるのではないか。
この批判は、たとえば内閣改造の時の顔ぶれが、派閥のバランスの上にあることの批判と同様の思考で行われているが違うのではないか。内閣は適材適所の人物を選ぶべきで、派閥のバランスで選ぶのは間違っている、という指摘は至極当然のことである。そういうことは仕事のしやすさなどから多少はあっても、バランスが優先すべきことではない。
しかし今回は全党あげて自民党をどうするか、という問題なのであって、その中で党内からバランスをとった選定をしたことに異を唱えるのはいかがかと思う。バランスをとるのが当たり前ではないか。
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