馬瀬川
星宮神社を後にして粥川沿いに下る。郡上美並へ戻り、そこから国道百五十六号線を郡上方向に北上する。郡上八幡の市内の手前で右折すると大滝鍾乳洞へ曲がる道があり、カーブの多いその道を走って大滝鍾乳洞を通り過ぎると下呂へ行く国道二百五十六号線に合流する。しばらく行くと美山鍾乳洞の前を通る。この辺は大小の鍾乳洞がある。洞窟好きだから、大滝鍾乳洞も美山鍾乳洞も入ったことがある。
そのまま進めば和良という地区に出る。ここには巨石の霊地、戸隠神社があって特にここの重ね岩は見物だが、何度も見ているのでそれを横目にしてパス。すぐ近くに鬼の首がまつられている念興寺と言う寺がある。もちろん藤原高光か誰かに退治された鬼の首であろう。ここは気になりながらまだ立ち寄っていない。この二百五十六号線は魅力的な道なのだ。
さらに進めばそのまま国道四十一号線に出るが、ずっと手前の馬瀬川を渡ったあたりでその上流方向、岩屋ダム方向に北上する。その途中に金山巨石群という、これも見事な巨石がゴロゴロする場所がある。巨石好きとしてはここだけは立ち寄りたいところだったが、ロケか何かしているらしくて、普段はほとんど車の居ない小さな駐車場がたくさんの車で塞がれている。残念だがあきらめて通過する。
そのまま北上すれば岩屋ダムへ至る。写真はダム湖側から見たロックフィル式の岩屋ダム。少し前から小雪がちらついていた。外気温2℃、寒い。
ダム湖を過ぎてさらに北上、馬瀬川の流れが見下ろせる場所があったので何枚か撮影した。
馬瀬川は西ウレ峠を源流とするらしい。いつも紅葉の写真を撮りに行く、せせらぎ街道にある分水嶺の峠だ。
見上げれば山は冬枯れの景色。例年なら雪のあるところだろう。
上流方向。この先の方に宿がある。
大きな石がゴロゴロある。
流れが美しいのでぼんやり見ていたら、からだが冷え切ってしまった。早く宿へ行って湯に浸からなければ。というのが二十七日の夕方のことだった。
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