思いのほかに面白い
始まったばかりのNHKのドラマ『舟を編む』の第一回の録画を見た。とりあえず録画して、面白かったら二回目以降も見ようと思っていたら、思いのほかに面白い。
ブログを書くことを日々の習慣にするようになってから、しばしば書き言葉でものを考えるようになっているのを、自分でも面白いことだと思っている。ではそうなる前にものを考えるときはどうだったのか。いまと違うと思うが、思い出そうとしても意識していなかったことだからか思い出せない。よく考えてみれば、以前は自分だけに向けて考えていて、いまは自分以外の他者も想定していることではないかと思ったりする。
そうなると言葉にこだわることになる。なるべく誤解のない適切な言葉を選ぼうと意識するようになる。時々は辞書を引く。辞書を引いて言葉の意味を初めて知ることもある。辞書によってずいぶん違うらしいという知識はあったが、比較したことはあまりないから実感として知っているわけではない。その辞書を編纂するということの面白さ、大変さがドラマになっているので、このドラマに興味と面白さを感じて期待している。言葉の海こそ人間の営為の集大成でもあるように思う。
「悪い言葉があるわけではありません」「言葉の使い方、選び方が悪いと、悪い言葉になるのです」「言葉は何かを他者に伝えたいという切実な思いから生まれるのです」、これらのドラマの中の台詞に共感する。マスコミの言葉狩りの傲岸不遜、言葉への軽視に改めて怒りを感じる。
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「舟を編む」はたしか昨年読んだような気がして、いまPCから離れて書棚を探したのですが探せなかったですねぇ。。。
最近何かを探すにしても根気が無くなりました。まぁいいか・・・にしておきます(-_-;)
投稿: おキヨ | 2024年2月24日 (土) 12時25分
おキヨ様
三浦しをんの原作を読んでいないので、ドラマと原作が似ているのかどうかわかりません。
たくさんの読みかけの本がなければ、原作を取り寄せたかもしれませんが、今のところドラマを楽しむだけにしておこうと思います。
投稿: OKCHAN | 2024年2月24日 (土) 12時50分