星宮神社とふるさと館
とって返して粥川の森を抜ければ星宮神社の本殿が木の間からのぞける。
やってきた方を振り返る。こういう道、好いなあ。
本来の、鳥居のある入り口。
美並ふるさと館はこの地方の民芸の歴史と円空仏の展示を行っている。星宮神社と粥川寺とこのふるさと館は同じ境内の中にある。
円空は竹ヶ鼻(岐阜県羽島市)生まれ、というのが定説だが、ここではこの瓢ヶ岳山中の木地師の家の生まれだとされている。ふるさと館の説明では、伊吹山や白山を経巡って修行の後、この粥川寺で得度した。
このふるさと館には初期の小さな人形風の彫り物から後期の物などたくさんの円空仏が列んでいる。初期のものの中に惟高親王の像があったのが目についた。惟高親王は木地師の祖とされていることは、以前ブログに紹介した。前回触れたけれど、高賀神社の横にも円空仏の立派な記念館がある。このあたりは確かに円空が木像を彫りまくっていた場所なのだと思う。
参道に列ぶ石灯籠。駐車場は右手下の粥川を渡った対岸にある。
駐車場のそばにあった板書き。藤原の高光の子孫は粥川姓に変わってここに住んだようだ。
ふるさと館は写真撮影禁止なので、駐車場横にあったものを撮らせてもらう。ただし野ざらしなので、円空が彫ったものではないと思う。
駐車場横に名水を汲める場所がある。
説明書き。
これにて粥川と星宮神社を後にした。
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