『ジョン・ウィック コンセクエンス』
キアヌー・リーヴス主演の映画『ジョン・ウィック』シリーズ第四作。暗殺組織のルールを破ったことで組織に負われる、ほとんど不死身ともいうべきジョン・ウィックの戦いはエスカレートしていき、ついに組織の頂点へとたどり着く。
キアヌ・リーブスを初めて見たのは『ハートブルー』という、パトリック・スウェイジと共演した映画だ。パトリック・スウェイジは、あの『ゴースト/ニューヨークの幻』のデミ・ムーアのパートナー役を演じていたから覚えている人もいるだろう。私の大好きな俳優なのだが、惜しくも亡くなってしまった。話が逸れていってしまうが『ハートブルー』は好い映画なので見る値打ちがある。ただし題名から想像するような恋愛映画ではなく、アクション映画である。
ジョン・ウィックは超絶的な能力で群がる敵をバッタバッタと倒していくのだが、敵の数は信じられないほど多くて強力なので、その戦いは果てしがない。自由になるための方法が二つあり、一つは敵を倒すこと、一つは死ぬことで、しかし自分のために死んだ数少ない仲間や死んだ妻のためにも死ぬことは選べない。目的を果たすための方法がひとつだけあると知らされて、彼はそれに賭ける。
とにかくものすごい数の敵を倒し続けていくのだが、もう漫画である。痛快を通り越している。それでも面白く見られるのは作りがいい加減ではないからだろう。不可能を可能にしていく意思と能力に人は願望を託す。こんなに暗殺者を倒し続けたら、世の中は平和になるだろう。ついでにプーチンや金正恩も倒してくれると好いのだけれど。
この映画、一気に見せてくれるけれど長い。ちなみにコンセクエンスは映画の中の台詞からして、「報い」という意味らしい。私の外来語辞典には載っていなかった。
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