苦手
嫌いだ、と言うときに、西洋では、嫌われている、というしゃれた言い方をするそうである。「私はトマトに嫌われている」などという言い方をする。私がそんな言い方をしたらキザに思われそうだ。
だから私は、「嫌いだ」ではきついかもしれないと思うときは「苦手だ」という言い方をしたりする。苦手だから、テレビで出会うとチャンネルを即座に変える人というと、フワちゃん、アンミカ、松岡修造、ミッツマングローブ、柳沢慎吾などが思い浮かぶ。その人本人が、本当はいい人か面白いかどうかは知らないが、苦手だから仕方がない。まあ、たいていそれらの人が出そうな番組は見ないから、出会いもあまりない。
不必要にやかましいのが苦手だ。CMなどでむやみにわめき立てているのを見せられるとうんざりして、嫌われるためにこのCMを流しているのかと思う。元スポーツ選手の中に、どうにも苦手、という人がしばしばいる。多少はあって欲しい知性がかけらもないように見える。見た目が汚らしかったり下品な感じがするのも苦手だ。
具体的な人物が次々に浮かぶが、嫌いな人というのは名前が出てこないことが多い。フロイト先生によればそういうもののようだ。苦手なものがどんどん増えていく。歳のせいなのか、私が世の中とどんどんずれているのか・・・。好きなもの、嫌いなものをあげていくと、自分自身をさらけ出すことになるらしいから、そこそこにしておく。
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