恥知らず
北海道の自民党参議院議員が飛行機の中で傍若無人の態度をとり、見るに堪えかねた、という吉幾三の投稿に対し、航空会社のCAがよくぞ言ってくれたとばかりに賛意を示したことがネットで報じられていた。そうして実名で報じられてしまった当の議員が謝罪ではなく、反論の投稿をしたという。自己の正当性を主張したのだそうだ。私の生き方、信条はかくかくしかじかであり、それに従って行動しているのだと述べて、具体的な飛行機内で問題になった行動についての釈明はなかったようだ。
CAは、当該議員が航空会社の問題客のリストに載っている人物であること、繰り返し繰り返し同じような問題行動を起こしている人物であることを明らかにしている。たまたま虫の居所が悪くて居丈高になった、などというレベルではないことがこれでわかる。事実の詳細を知らない人でも、こういう事態になってまで反論するというのはずいぶん世の中を勘違いした人物だと思うだろう。私もそう思った。それに飛行機に乗っていた人間はみんな見ていたのだから、密室の水掛け論とは違う。
思い出すのはナッツ姫事件で、世間は大騒ぎになった。それを知らないのだろうか。ナッツ姫はそのあとしおたれて見せたけれど、まだ当該の議員は強がりを見せているようだ。頭を下げずにいると自分だけの問題ではなくなるのがわからないのだろうか。自民党もこんな人間をかばっている余裕などない。どうせいまに自民党から切り捨てられるだろう。落ち目になったら手をたたいて喜ぶ人が多そうだ。恥知らず、勘違い人間がたたかれる世の中はある意味で健全だともいえる。うさばらしにもなるし。あまり恥ずかしいことはしない方が善い。
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