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2024年3月25日 (月)

アラメ飯

 ときどきマイタケ飯を作っていたが、今日は久しぶりにアラメ飯を作った。アラメは海藻の干したものである。ひじきに似ているがもっと細長くて柔らかい。それを水で戻しておき、冷凍していた油揚を小さな短冊状に切り、にんじんも短い細切りにする。油揚は少し多めにする。まず油でゆっくりとにんじんを炒め、そこに油揚を加えてさらに炒めたあとにアラメも加えて炒める。砂糖、調理酒、だし醤油を加えて煮詰める。

 

 味が全体に染み渡ったら冷ましておく。米をといで普通の水加減にしてから調理した具を加えて混ぜ合わせて炊き込む。炊き上がったらよく混ぜてできあがり。簡単でおいしい。具に、細かく切った鶏肉を加えたらさらにうまいが、なくても十分である。味は少し濃いめにしておいた方がご飯とバランスがいいと思うが、好みである。

 

 混ぜご飯は傷みが早いから、すぐに食べない分は小分けして冷凍しておく。冷凍したものの方がおいしかったりするのが不思議だ。

 

 こういうものに白菜の漬け物、大根などの味噌汁、何か佃煮の一品でもあれば、私にとってはごちそうだ。こういう食事を続けるとひとりでに減量できる。泊まりで出かけると宿の食事はつい食べ過ぎるし、ビジネスホテルに泊まって安くあげようとしても、外に飲みに出かければ飲み過ぎる。

 

 ところでじゃらんであちこちの宿を、日にちをいろいろ変えて検索したら、一人での泊まりはなかなか適当な宿が見つからない。コロナ禍が終わってみな出かけるようになったということだろうし、しかも春休みの時期でもある。おまけに知っている宿の料金がかなり値上がりしている。定年年齢が上がっているといっても、それなりの数の人が毎年どんどんリタイアして、それに伴い旅行する人が増え、需要が増えているし、従業員確保で人件費も上がっているのだろう。独りで温泉宿でゆっくり、というのはいまや贅沢なことのようだ。湯治場の安いところに行くのが身分相応なのだろう。

 

 それとも思い切り贅沢に行くのも、ときにはいいかもしれないとも思うが、なかなか散財の勇気が出ない。ケチだから。

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コメント

アラメ飯、おいしそう。今度試してみます。
いまの季節ならうすいエンドウの豆ごはんもいいですね。
主食と副菜を一緒にしたような混ぜご飯を嫌う人も少なくないけれど
私は大好きです。
ただ、つい食べ過ぎてしまうので困りますが。

ss4910様
豆ご飯、子供の時から大好きです。
かすかな塩味と豆のおいしさでいくらでも食べられましたね。
不思議なことに、子供で豆の嫌いな子が少なからずいるようです。
かわいそうですね。
ふるさとが銚子に近かったので、岩牡蠣のむき身を売りに来るおばさんがいて、それを母が牡蠣ご飯にしてくれます。
薄い醤油味のご飯で、先日も妹と、あれはおいしかったねえ、と話しました。

それはケチということではなく、生きていく上の知恵です。
野放図に金銭を使えば自分の思っている以上に早く財産が目減りします。
私は長い事夫がお金の管理をしていたので普通の主婦より財産管理が下手。。。
先日姉妹が我が家に来ていろいろ口うるさく言われてしまいました(-_-;)
情けないことに大きな出費や納得のいかない出費にあたってはいちいち身内に相談・・・という事にしています(;'∀')

おキヨ様
結婚してしばらくして、妻の金銭感覚に問題があることに気がつきました。
仕方がないので金銭管理はすべて私が行い、生活費として定額を渡して衣食のみ任せました。
それでも足りない、足りない、とぼやかれましたが、その頃はかなり私は頑張っていたし、出張も多かったので収入はそこそこあり、普通の人なら足らないはずがないはずの額を渡していたのです。
だから私は意図せずに自分で金銭管理をするしかなくなりました。
それが身について、なんとかやってこられたのかなと思います。
それと、もうけようという気がないわけではありませんが、楽して簡単に儲かるなどという話が本当のはずがないことくらいはわかっているので、詐欺には今のところだまされていません。
私はケチな上に疑り深い方ですから。

そうでしたか・・・。
貴男はご自分で度々ケチという言葉を使いますが、管理能力が優れているお方だと思います。
私の夫も会社で経理の仕事に関わっていましたので数字に強い人間。私は金銭感覚が無能ですからすべて夫に任せておけば安心な生活でした。
幸い、私には時として絵画からの収入がありましたので、自分の身の回りのものは不自由はなかった、といえば聞こえはいいですがもともと、あまりお金のかからない女のようです。それに夫と二人暮らし。派手なことをしなければなんとかなる暮らしで、高齢になった現在はなおさらです。
夫との共通の楽しみとは言い難いスケッチ旅行・・・。これは果たして”共通の楽しみ”といえるかどうか。それでも同じところに行き、同じ宿に宿泊するのですからまぁわが家の「妻の好みの場所(^^♪」は立派な家族旅行。
質素な暮らしですが、お互い好きなことをしながら「夫の趣味はこけし作り・・・独自の人形を木で作りました」

夫は現在老人施設に入所しています。92歳という年齢ですから、足腰の衰えは妥当なものかと思います。
そろそろわが家二人の人生も終わりかけてきましたが、不満のない人生だったと言える、と私の方は思っています。
夫の方は・・・・満足な人生だったかどうかは・・・わからないですねぇ。

おキヨ様
ご主人もおキヨ様と静かで満ち足りた時間を過ごしていたのだろうと思います。
私から見ればうらやましい限りです。
私もこの頃同じようなところに繰り返し行くことが増えました。
それでも同じところに思わず深い感慨を感じることがあり、そんな瞬間がかけがえのないものと感じるようになりました。

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