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2024年5月17日 (金)

『随唐演義』読了

 田中芳樹『随唐演義』全五巻を読み終えた。旅のお供の中に第四巻と第五巻を持参したが、旅に出ると忙しいので読み切れなかった。第四巻は則天武后の話が中心で、第五巻は則天武后の後、唐を立て直した玄宗皇帝と楊貴妃の話が中心となる。『三国志演義』と違って、この『随唐演義』には女性がふんだんに登場し、後宮の様子が必要以上とも思えるほど書き込まれている。

 

 いつも思うのは、中国の歴史は外戚の異常な権力把握、そして宦官の跳梁跋扈が繰り返し繰り返し朝廷を揺るがせ続けることだ。多少の汚職、などというレベルではない。国家の根幹を揺るがせるようなシロアリのような蚕食が行われ、そのような国家の危機に対して皇帝は正しい判断をすることが出来ない(だからそのような事態になるのであるが)。自分の耳に都合の良いことしか聴かないからで、取り巻きも事実を聴かせない方が都合が良いから、事態は隠しようがないほど、手を打ちようがないほどになって初めて明らかになる。皇帝は不明を反省するがたいてい間に合わない。

 

 そういう歴史が繰り返されながら、再び三度同じ失敗をするのが絶対権力というもののようだ。しからば毛沢東がそうであったように、習近平も同様なのではないか、などとつい想像する。

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