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2024年5月 1日 (水)

『隋唐演義』

 田中芳樹の『隋唐演義』全五巻(徳間書店)を読み始めた。田中芳樹の本は一時期手当たり次第に読んだが、もちろんその端緒は『銀河英雄伝』である。夢中で読んだ。アニメも古いものと新しく作り直されたものの両方見ている。いまでも登場人物の名前を覚えているくらいだ。SFだけでなく、中国のものも多い。いまでも手許に残しているのはこの『隋唐演義』と、『岳飛伝』全四巻のみで、『楊家将演義』も購入したが、『銀河英雄伝説』全巻とともに処分してしまったのが惜しまれる。

 

 『岳飛伝』で岳飛のことを知り、中国の判官贔屓はこの岳飛であることを知った。杭州の西湖のほとりには岳飛廟があり、敵役の秦檜夫婦の縛られた像が置かれている。むかしはつばを吐きかけられるのは軽い方で、小便をかけるものもあったというからすさまじい。日本ならさしずめ敵役は梶原景時あたりだろうが、そこまで憎まれてはいない。国民性の違いだろうか。

 

 この『隋唐演義』と『岳飛伝』を群馬の友人を訪ねるときの手土産にしようと思っている。友人もこういう本が好きなのだ。行くのはそれらが読み終えた六月以降ということになるだろう。その前にもう一度読み直そうというわけである。

 

 本日『隋唐演義』の第一巻、『群雄雌伏』の巻を読み終えた。演義であるから歴史小説ではなく、英雄豪傑の物語である。まず晋以後の、麻のごとく乱れて多くの国の興亡があった南北朝の時代をさらりと説明して、隋が再び統一を成し遂げていく経緯が語られる。そして隋の煬帝が誕生する。その煬帝は奢侈に溺れ、世の中が乱れ始めるととも、数多くの英雄豪傑がうごめき出す。第一巻は隋の国の説明と、各地にいた英雄豪傑たちが渦に巻き込まれるように次第に集まり出す経緯が説明されていく。その英雄も時代の波に翻弄され、単純にのし上がれずに紆余曲折の生き方をたどる。

 

 帯には第一シーズン全五巻と銘打たれていて、第二シーズンを想定していたらしいが、調べたら第五巻は楊貴妃のあたりの唐の時代で終わっていて、それ以後の唐の時代について書くはずが、構想だけで終わったようだ。一気に読み進めていくつもりだ。

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コメント

楽しみにお待ちしております。隋唐入れ替え戦、明清入れ替え戦、この辺りは誠に面白い。
早くおいで下さい。今日はこれから飲み会です、行ってきまーす。

周大兄様
ご無沙汰しております。
来月半ばあたりにお邪魔するつもりでおりますので、よろしくお願いします。
飲み会を楽しんできてください。
いいですね。 

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