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2024年6月19日 (水)

『小松左京ショートショート全集』

 『日本沈没』などで有名なSF作家の小松左京の作品をずいぶんたくさん読んだが、彼は多作だったから、私が読んだのはその一部に過ぎない。この『ショートショート全集』は全三巻で、その第一巻を読了した。彼の初期の作品をまとめたもので、辛みの効いたものばかりでそれなりに面白かったが、正直なところアイデアは良いけれど文章としてはいささか不満が残る。

 

 ショートショートだから人間を描くというようなものではないのだが、それにしてもなんとなくそこに温かい血が通っているという感じがしない。冷たいのである。小松左京は宇宙の真理のようなものを、違う次元から見つめているようなところがあり、それがそう思わせてしまうのかもしれない。

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コメント

小松左京の小説は『日本アパッチ族』から『明日泥棒』まで
若い頃に濫読しました。
理詰めで考える人のようで行文は生硬なところがありますが、
小説そのものは面白かったことを覚えています。
初期の短編で印象に残っているのは『召集令状』と『盗まれた味』です。

ss4910様
『日本アパッチ族』は私も好きな作品です。
同じ大阪の造幣局跡の話で、開高健の『日本三文オペラ』とシンクロするところがあります。
小松左京で私が最も好きな作品は、『神への長い道』という中編小説で、傑作だと思います。

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