明るいから見えない
朝三時に起きようと思ったが、目覚めたら三時半を過ぎていた。寝起きは目がかすむので、顔を洗う。急いでベランダへ出て驚いた。明るいのである。マンションの隣の棟や終日営業のセルフクリーニング店の灯り、あちこちの街灯などが煌々と輝いて昼をあざむかんばかりに明るいのである。
起きたのはペルセウス座流星群を見るためである。三時から四時頃に、1時間に四五十個は見えるだろうという。空を見上げたが、そもそもふつうに見えるはずの星そのものがほとんど見えない。十分あまり空を見続けた。星すら見えないのに流星が見えるのか。雲でもかかっているのか。なんとなく何かが流れたのを二三度見たような気がするが、見たいと思う気持ちが見せた錯覚か。
月明かりのない、絶好の流星観測日和だということだったが、こうも辺りが明るいと、山の中の灯りのないところにでも行かないと流星を見ることはできないようだ。なんとなく腹が立った。
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