スタンドライト
灯りは天井に取り付けられているものだという思いがある。その灯りで部屋中を煌々と照らすのが文明的生活だと思っている。しかしホテルなどではスタンドライトの明かりがメインの部屋がある。海外ではたいていスタンドライトしかない。明るさがたりない気がするが、西洋人はむやみな明るさはムダだと思うようだ。
蛍光灯からLEDに替えた部屋とまだの部屋とがある。蛍光灯の寿命待ちのところがあるのだが、寝室の灯りは棒状四灯式の蛍光灯で、これをLEDに替えるのは専門の工事が必要なようだ。寝室なので部屋中を明るくする必要がないと考えて、ホテルみたいにスタンドライトがないかネットで調べたら、さまざまなものがある。ライトは別で、スタンドだけなら大した出費でもない。択んだのは、一本のスタンドの二灯式でひとつは天井に向けた間接照明、ひとつは下向きのスタンドライトになっている。これなら本も読めるし、てもとのスイッチでそれぞれの消灯もできて楽である。早速手配した。
布団での寝起きをしているが、次第に起き上がるのが大儀になりつつある。いつか簡易式の電動ベッドを置くことになりそうだが、その時もスタンドライトの方がふさわしく感じる。ベッドを考えたのは、部屋の壁面に本箱が立ち並んでいて、転倒防止はしているものの、大きな地震では本も本箱も倒れるものと覚悟している。それならベッドの方がだいぶそれによる傷害の危険が小さいと思うからだ。壁の掛け時計は外れて飛んできそうな気がして先日下におろした。私としては、本に埋もれておだぶつになるのは理想ともいえるが、痛い思いはしたくない。
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