結果良し
令和の米騒動、などとマッチポンプが未だにいうけれど、もともとそんなものはなかったのだと思う。未だにいう人間を覚えておいて、二度と耳を傾けない対象のリストに加えておくことにする。
結果的に好かったと思うことが今のところ二つある。一つは農家からの米の買い取り価格が高くなったこと(つまり農家の収入が増えたこと)、そして米の消費量が一時的ながらも増えるであろうということである。どうして米の消費量が増えるのか。米は精米してしまうと味がおちていく。だから精米したものをたくさん抱えていても仕方がないからせっせと食べていくことになる。余分に買い込んだのだから、以前よりは食べる頻度が必ず上がるであろう。
それに、高くなったとはいえ、他の主食、麺類やパンよりも米が高いということはないのである。主婦が炊くのが面倒に思ったりして炊く回数が少なくなり、給食で米を食べる機会も少なくなりと、そういう理由で消費が減っていただけであろうと考えている。それなら米を食べる回数が増えたから家計にずっしりと重くのしかかるなどということのあろうはずがない。かえって安くつくかもしれないほどだ。
デフレ経済脱出にはなるし、農家の収入が増えることは農業を守り食糧自給率を上げるための第一歩でもある。そこまでの事態でもないのに、備蓄米を放出して米を安くしろ、などという人間は目先の大衆迎合者だと思う。もちろん、米の消費が増え、今度は本当に需要が増えてたりなくなったのなら、その時に備蓄米を放出すればよいのである。そうして減反で使わない田んぼのうちの、まだ回復可能なところで米を増産すればよいのである。
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