肝が煎れる
腹が立つことを「肝が煎れる」という言い方をすることがある。手許の岩波国語辞典を見たら出ていない。重いから最近はめったに開かない広辞苑を見たら、「肝を煎る」となっていた。「肝が煎れる」という使い方が正しいかどうかは確認できなかったが、私はイライラして腹が立った状態のことをそう書いたり言ったりしてきた。
プリンターが紙を送らない。送らなければプリントアウトができない。私はハードコピーしたものを読みながらでなければものが考えられない。ネットニュースやいろいろ情報を取るために頻繁にプリントする。多少コストはかかるが、ずっとそうしてきた。何度も試すと、ときどきはちゃんと送る。スプールをウエットティッシュで拭いてみたが改善されない。殴りつけたくなったが我慢した。そうしていろいろいじっていたら突然普通に紙を送るようになった。
最近、漢字変換が頻繁に英字に変わってしまうようになった。私はカナ漢字変換である。そのカナが急に英字になるから煩わしい。いちいちカナに戻さなければならない。これも肝が煎れるが、まだ解決していない。


私の生まれ故郷では”肝が焼ける”という方言があります。腹が立つ、という意味です。
この言葉は老若男女誰でも使いました。過去形で書いたのは”肝が焼ける”という方言が現在使われているのかどうかを私は知らないからです。
私は故郷を離れて60年以上経ちますので現在”肝が焼ける”という方言が使われているかどうかを知りません。案外、誰にでも通じる”腹が立つ”に切り替わっているかもしれません。
方言が徐々に無くなってしまうのは、テレビを観れば配役のほとんどが正しい日本語で演じているからでしょう。
まぁその方が簡単で便利。うるさい事をいわなければそれで済む話ですから。
その”うるさい事”を少しだけ言わせてもらうと”テレビ劇に味わいが無くなった”それはそうでしょう。画面に映る配役のすべてが標準語を話すのですから。配役のセリフがテレビドラマを楽しむすべての方に解った方がいい!もちろんとは思うのですが、なんだかねぇ・・・という思いが私個人の胸に残ってしまい、”肝が焼けます”
あら”肝が炒れる””肝がやける!同じ意味ですね”
投稿: おキヨ | 2024年9月21日 (土) 14時05分
おキヨ様
言葉が通じる、共通の感覚がわかる、というのはうれしいものです。
いまの若い人の語ることばがときどき意味不明なことがあります。
「ヤバい」ということばの頻発など、嫌気がさしています。
テレビなんか見たりするからいけないのですね。
それにしてもテレビの劣悪さがますますひどくなっているように見えますが、それはこちらの老化のせいでしょうか。
私は本当に劣化していると思いますけどね。
投稿: OKCHAN | 2024年9月21日 (土) 15時22分
明らかに今の時代の”日本語の劣化”です。
今の若者言葉は日本語として品をまるで感じません。
そのうち日本語事態、高齢者にとって意味不明な言葉になってしまうのではと・・・。
投稿: もちろん”劣化” | 2024年9月22日 (日) 14時24分
もちろん”劣化”様
テレビが劣化したことばの主な製造者であるように思えます。
品のある言葉遣いの人を見るとほっとしますね。
ことばは少しずつ変化しますから、変わるのは仕方がないことですが、あまり急激だと受け入れる暇がなくて世代間の断絶が生まれてしまいますね。
今は変化が加速しているように見えますが、本当にそうなのかどうかはわかりません。
どんなことばに品のあるなしを感じるのか、人それぞれでしょうが、ある程度こだわりを持ちたいと思っています。
投稿: OKCHAN | 2024年9月22日 (日) 14時46分
あ!(;'∀')
OKCHAN様~!
”もちろん劣化は”おキヨでした(*´Д`)
ほんとうにへまばっかり。。。すでにお解りと存じますがいい年をしてこの状態!治りませんねぇ。
失礼いたしました。(-_-;)
投稿: おキヨ | 2024年9月22日 (日) 15時50分
おキヨ様
今回は誰だかまったく見当がつきませんでした。
投稿: OKCHAN | 2024年9月22日 (日) 16時25分