季節が変わる
ずいぶん久しぶりに北と南の窓を開け放ち、風を通した。涼しい秋の朝の空気が室内の温気と入れ替わってゆく。ようやく季節が変わり、秋になったらしい。ベランダの朝顔は数える気にならないほどたくさん咲き続けているが、枯れ葉が増えてきた。松葉ボタンはさすがに終わりらしい。葉の緑も色あせてきた。ニラは少しずつ花から実へ変わりつつあり、これで種が取れるだろう。
昼間はとにかく、夜が涼しくなれば眠りも深くなる。よく眠れれば猛暑の夏のダメージを回復できるだろう。
能登の水害は自然の非情さを見せていて、人の営みなど歯牙にもかけない。しかしその非情なものをもたらしている要因に、人の営みの影響があることも事実なのだ。季節のサイクルを狂わせ、災害を甚大化させている。
災害の映像を見ていると、知っている場所であることが多い。能登など、学生時代に初めて訪ねて以来、何度行ったかわからないほどであり、金沢に仕事で暮らした時代やリタイア後も年に何度も訪れている場所だ。なじみがありすぎるほどの場所なので、その災害が他人事には思えない。過疎化が一気に進む懸念もあるらしいが、能登は海と里山の宝庫である。気を取り直して、早い復旧をされるようにいのりたい。
今日、立憲民主党の党首が決まる。野田氏か枝野氏どちらかになるだろうという。泉氏が党首だった時代はなんだったのだろうと思う。若手が力を持ち得ない党は、若手に力がないからか、それともその若手の足を引っ張る者たちが多い党なのか。老化した党だから同じ名前が再びリーダーとなるのだろう。
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おはようございます
能登激甚災害を見るにつけ、自然の非情さを感じます。最早そこには神の慈悲なんて感じられません。
反面こちらはカラカラなので、もし叶うのなら能登に降った雨のうち10分の1でもこちらに降らないのか?と思ってしまいます。
そういえば民主党代表選がありますが、自民党でもそうですが結局は誰がなっても自民党を凌駕する勢力にはならないだろうと思います。考えてみれば日本の悲劇は自民党の暴走を抑えられる政党がないことと、そもそも自民党のオルタナティブになり得る政党もない、ということでしょう。そうした”歯止め”的な政党がない今の状況下では自民党の”暴走”は止められない、と思います。また、青木某ではありませんが、国民も盲目的にまさに”豚が肉屋を支持する”が如く暴走自民党に投票しますから破滅的です。
では、
shinzei拝
投稿: shinzei | 2024年9月23日 (月) 08時10分
shinzei様
私は自民党が暴走しているとまでは思いません。
自民党に幅があるから長持ちしているという評論家もいて、ひとつの党の中にもともと二大政党があるという構造なのかもしれないと思っています。
大きく変わるためには、自民党が発展的に細胞分裂して、そこから二大政党になることでしか日本の政治が根本的に変わることはないように思っています。
朝日毎日など、政権批判をもっぱらにするマスコミは青木某も含めて国民が愚民だと見なしています。
愚民だから、自分が導いてやるのだとばかりの言動に終始し、国民に思考させるよりも感情をあおり立て、それによってますます国民を愚民化する結果になっている、という見方もできます。
正義か悪かという単純化、二元化で政治を語り批判するマスコミこそ政治の劣化の最大要因だと思います。
投稿: OKCHAN | 2024年9月23日 (月) 08時26分
私も能登にはいろいろ思い出があります。
ことに夫が社用で留守になった時の私の一人旅・・・。埼玉から能登まで走り輪島で宿泊という事がありました。夫との二人旅では私が運転をさせてもらえないので不満でした。社用で夫が留守の日は一泊止まりの小旅行のチャンスなのでした。
今こうして思い出すと一人旅のなんと楽しかったこと!(^^)/自分だけの時間を思い切り楽しむことのできる自由さ!そして運転を自由に出来る楽しさ。夫と二人旅だと私は全く運転席に座る事が出来ません。
時間の約束が全くないのであちこちでフラフラ歩きスケッチを気兼ねなく出来、地元の旨いものを口にし、能登に入ると、観光地だけに女の一人旅を知ると、地元の方は皆親切でした。高名な観光地だけにホテル、旅館は空きがなく、私は車で寝る覚悟を余儀なくされましたが、ある旅館の主人が知りうる限りの旅館ホテルに電話で部屋の空きを聞いてくれ、なんとか川添の宿の二階に宿泊できました。これは忘れることの出来ない感激でした。
ご自分の宿が忙しい盛りに、女の一人旅は心細いだろうと親切の限りを尽くしてくださった輪島の宿のご主人、忘れることができません。この先、輪島に行くことがあったらぜひともあのご親切なご主人がお元気でおられるか、あの旅館に寄ってみたいと考えています。
投稿: オキヨ | 2024年9月23日 (月) 12時48分
おキヨ様
以前にも書きましたが、大学四年生のときに、親友と日本海を旅したことがあります。
能登の穴水、輪島など、知り合いのまたその知り合いの家に泊めていただいて歓待されたりして、忘れられない思い出の地となっています。
一人で車に乗って気ままに旅をする、とくに日本海のきれいな海を見ながら走るのは、私の大好きな旅です。
昨年の秋には弟夫婦、そして妹と能登を案内して回りました。
そのすぐ後の大地震でした。
投稿: OKCHAN | 2024年9月23日 (月) 14時49分