『燃えよ剣(2021)』
司馬遼太郎の小説『燃えよ剣』を映画化した『燃えよ剣(2021)』を見た。(2021)とあるのは、じつは一度映画化されているからだ。主人公は新撰組の土方歳三。最初の映画では栗塚旭が演じていて、これは昔ビデオを借りて見た記憶がある。今回は岡田准一が演じていて、迫力満点の殺陣を見せてくれている。妙なひねりのない、時代劇らしい時代劇に仕上がっていて、時代劇好きの私としては満足であった。近藤勇は鈴木亮平が演じている。
この『燃えよ剣』をはじめとして、司馬遼太郎の時代小説を濫読していた時代があるが、次第に歴史ドキュメント風に変わっていったので、そのころ並行して読んでいた池波正太郎に移っていき、しばらく司馬遼太郎と離れていた。また読み始めたのは、『空海の風景』や『翔ぶが如く』あたりからだろうか。『街道をゆく』全43巻をすべて揃えて完読していることは前にも書いた。この『燃えよ剣』も、五十を過ぎてから再読した。新撰組にはいささか思い入れがあり、清河八郎や芹沢鴨などがいつも気になる人物として念頭にある。
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