やっているふり
福島第一原発の燃料デブリ取り出しを東京電力はやりたくないし、やるつもりもないのではないか、と取り出し試験の時にこのブログに書いた。スケジュールが遅れに遅れていたことを見ていると、そう思うしかない状態だったのだが、案の定つなぎ方を間違えただの、そのあとにはそのつなぎ直しをだらだらとやっていたり、今度はカメラが不調だから取り出し試験はできなかった、などというお粗末が続いている。
普通、何か不手際が起こるのは何回かに一回のことであり、これほど立て続けにしかもすべてトラブルとなる、などということは普通考えにくい。実施前に予備的な負荷試験やシミュレーションをしないはずはないのである。
そもそも燃料デブリの取り出しなど不可能なのではないか。とにかくスケジュールが設定されてしまったからやっているふりをしないわけにはいかないけれど、できないものはできないのだろう。それに、もしとりだしてもそれをどうするか決まっていないのかもしれない。だからひたすらわけの分からない理由で先送りを続けているようにみえる。できないのがわかっているからやりたくないけれど、それを言うわけにもいかず、みんながあきらめてくれるのを期待しているのかもしれないけれど、見ている方はどんどんイライラがつのるので、あきらめるどころではない。
今度はどんな言い訳をして先延ばしにするつもりなのだろうか。
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