甘酒
お茶、紅茶、ジャスミンティーやプーアル茶、コーヒーに牛乳などをとっかえひっかえよく飲む。医師から水分をどんどん摂取せよと言われているからで、冷たい水は腹を緩くするから、なるべく温かい飲み物を摂るようにしている。ときどき甘酒を飲む。甘酒は寒いときに温まるために飲むものと思っている人もいるかもしれないが、江戸時代などは、夏バテ防止に夏に飲むものだったらしい。
昔私の生まれ育った街に、母のいとこの家があって麹屋だった。その家は母の母、つまり私の祖母の実家でもある。同い年のはとこがいたからよく遊びに行った。麹屋だから当然麹を発酵させるためのむろがあった。麹で甘酒も造る。私の記憶では、そこで飲む甘酒が一番美味しかった。
いまは一杯分ずつパックになった、麹から造った甘酒を買って飲む。一杯分といっても普通の湯飲みでは薄くなる量しかはいっていないので、私は大きめのぐい呑みに入れて湯で割って飲む。ぐい呑みは旅先でいくつか買ってきたものがある。普段は煮豆や佃煮、塩辛などを晩酌用に小分けするのに使う。そのぐい呑みの中に、たぶん萩で買ったと思うのだが、明るい茶の地に白い釉薬のかかったこぎれいなものがあり、それを甘酒用に使う。白い釉薬に地の茶が少し透けて薄いクリーム色でちょっとピンクがかっていて、しゃれている。萩焼らしい清楚な華やかさがある。
焼き物が趣味というわけではないが、旅先ではついお店をのぞくし、そうなると買いたくなる。それでほとんど使わずじまいのものもあるし、愛用するものもある。食器類が恥ずかしいほどバラバラなので、瀬戸にでも行って、安めのものでいいから揃え直したいような気がしている。
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