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2024年12月18日 (水)

景色を見ながら

 朝食付きで予約したので、朝ゆっくりと食事を摂る。昨晩は気分よく飲んだし、友人の適切なストップがあったので二日酔いはない。だから美味しく食べられた。通勤にかぶらないように時間をずらして出発したが、それでも一部渋滞があったものの、北関東道にほぼ予定通りにのる。高崎方面に西行すれば、右手には赤城山、斜め左手奥には秩父の山、正面には妙義山が遠くに見える。右手奥の山々の上にチラリと白く見えるのは浅間山だろうか。秩父の方向といえば、おキヨさんのいるあたりだが、その後どうしているのだろうか。ずっと気になっている。

 

 高崎から関越道を少し南下、藤岡から上信越道へ移る。ここから次第に上り坂になっていく。妙義の奇怪な岩の壁が次第に間近に見えてくる。ときどき浅間山が顔を出す。雪で真っ白である。厚い雪雲が被さっているから、たぶん強い雪が降っていることだろう。碓氷峠を登り切れば軽井沢である。さらに坂を登ったり下りたりがあるが、野沢あたりから高原風景となる。小諸を過ぎたあたりからチラチラと雪が降り出した。浅間の山から吹き下ろす雪がすぐそばまで白いカーテンのように迫っているが、道路まではまだ届かない。あたりはまだ白くなっていないから、降り出したところのようである。さっきまで見えていた浅間が裾野しか見えなくなった。

 

 上田を過ぎて更埴から長野道に移る。トラックが増えてきた。雪はちらついているが積もるほどの降りではない。北アルプスは雪雲のあいだから少しだけ見え隠れしていた。あおるというほどではないが、わざわざすぐ後ろにピタリとついて、しばらくしてからおもむろにこちらを抜き、すぐ前に割り込んでくるという、嫌らしい運転をする車が何台もあった。本人は意図的にやっていないのかも知れない。単なる癖かも知れない。しかし高速で他の車に思わずブレーキを踏ませそうになる運転はやはり問題がある運転だと思う。

 

 岡谷ジャンクションから中央道に移る。中央道は工事だらけであり、一車線走行区間が多かった。ナビのインターとインターの間は工事マークだらけとなった。夏前から始まった工事は、いったいいつまで続くのだろう。木曽駒ヶ岳の前山が少しだけ雪景色となって、ずっと見えていた。雪があるのとないのとでは山の迫力、美しさが違う。南アルプスは逆光で陰になっていたが、やはり雪化粧しているようだ。駒ヶ岳のサービスエリアで昼食を摂る。中央道ではまったく雪には降られなかったが、今晩あたりから降雪があるのではないか。

 

 我が家の近くでガソリンを入れる。まだそれほど高くなっていないが、だいぶ値上がりするらしいので早めに満タンにした。無事に帰宅して確認したら、今回の走行距離はピタリ千キロだった。前回の新潟・東北行では1800キロだったから、併せたら今月はよく走った。年内はもう宿泊するような旅はしないつもりだが、まだちょっと走りたりない気分はある。

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