自分の本性
昨晩の食事の後、ぼんやりしていたら眠り込んでしまい、夜中に目が覚めた。夢とも現(うつつ)ともつかず、自分が自分の思い込んでいる人間ではない、醜い人間なのだという思いが噴き出して恐ろしくなった。
自己中心的で欲張りで、他人に冷たくて愚かで、勘違いばかりしてすぐ感情的になり、気が小さくて臆病で、図体は大きいが自分の重みで膝や腰が耐えきれずによろよろし、首から上の、口も目も耳も鼻もみな悪い、つまり付き合いにくい怒りんぼのヨレヨレ爺(じじい)なのだ。
とくに他人への思いやり、つまり優しさを失って久しい気がする。体力があり、気力があったときは、すべての自分の欠点をそれではいけないといろいろとカバーして鎧の中に住んで世間を生きてきたが、すべてから解放されてカバーが緩み、本性が現れてしまったのだが、自分ではそれに気がつけないでいただけのことだった。真実に気がつくのは恐ろしいことで、それに直面させられるのはつらいことだ。
こんな風な思いがどっと押し寄せてきたからしばらく眠れなくなった。今朝は・・・少し気を取り直しつつあるというところか。カバーの緩みを締め直し、口の利き方に気をつけ、人にもう少し優しくしなければと思っている。できるかどうかわからないが。
あの世に行ったら閻魔様に怒られるだろう。
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