不快な理由
皇室に関するニュースに特に関心がある訳ではないが、ネットニュースを拾い読みしていればイヤでも目に入ってくる。女性週刊誌の皇室関連の記事の見出しには不快感を感じることが多い。敬意が感じられないからである。敬意がないというのは品位が欠けているということだ。下品なものには不快を感じるのは自然な感情である。もちろんそれは私自身の感情で、他の人のことは知らない。
人と接するとき、愛情や思いやりも大切だが、まず相手に対する敬意というのが何より大切だと思う。勝ち負けや損得で曇った目には、敬意というものが見失われやすい。そういう社会は生きやすい社会とは言えない。それは世界中どこでも一緒だろう。トランプが不快に感じられるのは理由があるのである。
日本ではその敬意を払うべきもっとも象徴的なものが皇室である。その皇室を芸能人を扱うように報じるということは、当然のことに皇室の存在意味を毀損する。敬意を払うべきものに敬意を払わないことがあたりまえの世界に、どうして皇室の存在意味があろうか。こうして象徴が意味を失えば、日本人から敬意の観念が失われていく。いや、すでに失われているのかも知れない。
日本を支える重みがなくなる。日本人が自ら択んだことで、それならそれで仕方がないのかも知れない。
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