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2025年1月 9日 (木)

あたりまえの発言

 ドイツのシュルツ首相が「国境不可侵の原則を守れ」とトランプ次期大統領の発言に対して苦言を呈した。あたりまえのことである。当のデンマークの代表はともかく、どこの国の代表であれ、トランプのあのような発言には即座に苦言を呈するのは当然ではないか。シュルツ以外にもたぶん同様の発言はあったのだろうが、日本のマスコミはそれを報道しない。少なくとも私の耳にはまだ達していない。日本はどうか。アメリカに苦言を呈しにくい立場の日本政府については百歩譲ったとしても、野党がそれについてコメントしたという報道を聞かないのは不思議なことだ。マスコミが訪ねれば「言語道断」というかも知れないが、問われることもなく、自発的な苦言もないのか。

 トランプはグリーンランドが安全保障上重要だから、中国やロシアからアメリカが守るためにアメリカのものにすべきだ、という。それなら台湾もアメリカのものにするのか、日本もアメリカのものにするべきだというのか、朝鮮半島もアメリカのものにすべきだというのか。世界をアメリカのものにするのか、その論理がプーチンや習近平とどこが違うのか。

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コメント

こんにちは
結局トランプ次期大統領は、底辺にいる白人層のルサンチマンが生み出したものでしょう。更にいえばそう言ったルサンチマンと民主主義が”不幸な”巡り合いをした結果だと思います。底辺白人層は、自分たちが従事してきた産業(要するに第一、第二次産業です)の必然的な衰退と、経済発展と反比例式に起こる格差の増大に疲れ果てていました(確か所謂絶望死をしてしまうのはこう言った人たちです)そこへたとえ嘘の与太でも、更に明らかに自分たちの生活をより悪くすることが冷静に考えれば明らかにわかることなのに「アメリカを再び偉大にする」と公約に掲げた押し出しの良い典型的白人マッチョイズムの権化であるトランプに熱狂して選んだのでしょう。
ほぼ確実に彼は世界を道連れにしてアメリカを更にどん底に落とすでしょう。その時支持していた人たちはどう考えるでしょうか?
では、
shinzei拝

shinzei様
どんな結果になっても、誰かのせいにするのがこのような人々の常なので、後悔することは全くないでしょう。
かれらにとって敵は常に外部にいます。
どうもおかしいぞ、と思えるような知性があれば別ですが。

まったく同感です・・・
日本の総理は事ある度に法の支配を言っていますが
今回、発言はないようですね~プーチンの侵攻も批判
している割には、アメリカには何も言えないのでしょうかね~

でんでん大将様
アリバイ作りのために、せめて口だけでも非難の一言くらい入っておいた方が好いと思いますが、そのように考えることができないのでしょうね。
言っていいことと悪いことがあって、明らかに非難すべきことが発せられたら、即座に反応するのがまともでしょう。
情け無いことです。

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