自己顕示欲
多いか少ないかはそれぞれだが、誰にも自分の存在を人に認めてもらいたいという欲があるという。それを自己顕示欲と云うそうだが、フジテレビの二回目の記者会見で、質問する側の記者にその自己顕示欲を見せられて、あまりの強烈さに辟易して、最初の部分だけ視聴してテレビを消した。あれを長時間見たというのは、仕事で必要な人は別にして、大した忍耐力だと思う。一般に、記者というのは礼儀知らずだと思われているが、それがあそこまで露骨だと、うんざりである。誰にも頼まれていないのに、断罪する正義の味方の自分に酔いしれる姿が却って醜い。ああいう人たちとお近づきになる様なことがないことを願う。住む世界が違うなあと思った。
あれではフジテレビがかわいそうに見えてしまうではないか。それとも、あれはフジテレビに同情を集めるためのやらせだったのか。
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会見の模様をすべて見たわけではありませんが
礼儀知らずだから自己顕示欲が全開するのでしょう。
それより驚くのはフリーランスを含めた記者たちが
自ら取材をせず週刊誌の記事だけを頼りに
フジテレビ幹部を大声で糾弾していたことです。
これは野党が与党を追及するのとよく似た構図ですね。
自分で考え、調べ(取材して検証し)、自分の言葉で真偽を問うという当たり前のことができない。
ゴシップが正義という空気を生んで世論を形成する。
こちらのほうに傾斜することに大きな不安を覚えます。
投稿: ss4910 | 2025年1月29日 (水) 11時18分
ss4910様
行きすぎていると思う人、もういいかげんにしてくれ、という声の方が多数だと思いますし、そう信じたいのですが、それが抑制される力になりそうもないのが心配です。
まだまだこれが続くのでしょうね。
糾弾する者も、じつは糾弾されているフジテレビと同じ側にいるという自覚がないのでしょうか。
それがそのままマスメディアそのものの凋落を加速させていくことになるのだと思います。
疑いながらも多少は信用できる情報が得られなくなりそうで心配です。
投稿: OKCHAN | 2025年1月29日 (水) 11時35分