鉄面皮
自分が公言したことを平然と言い換える。さっき云ったことと違うことを言っても、そして違うことを指摘されても何の痛痒も感じない人間のことを鉄面皮という。つまり面の皮が厚いことで、しかもその面の皮が鉄でできていると云うことだ。そういう人間は人から信用されず、誰も相手にしない。ところが現代はよほどの権力や資産を持っている人間にはそれが許され、そこへ人が蝟集する時代らしい。
人が矜持を失い、ことばが重みを失えば世は弱肉強食、混乱に向かうのは必然だと思う。人間世界はレミングの暴走を始めたのだろうか。すでに共存できる人口の極限を超えてしまったのかもしれない。
少子化が加速しているかに見える日本の人口は、試算によれば700年後にたったひとりになるそうだ。そんな試算にどんな意味があるのだろうか。今のままなら、ひとりどころかゼロになるのに700年も必要としないだろう。
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